料理バトン

お料理バトンなるものがウチに回ってきました。
まわしてくれた方は pomponetteさん。私の元ボス、ジャック・トレスの店に遊びに行っていた時に、丁度仕事中の彼女と知り合いました。仕事熱心ながんばり屋さんです。

以下、結構長くなってしまいますが…。以前は簡単な経歴を教室に来て下さる方に自己紹介の意味でお渡ししていたのですが、昔の経歴なのでだんだんお渡しするのも恥ずかしくなって来てやめました。なので丁度良い機会かな?と思います。興味の無い方はすっ飛ばして下さいね。

①お料理を始めたのはいつ?

ニューヨークに来てからです。
20年ほど前の話ですが、毎日外食する余裕はなく必然的に。
日本にいた頃は殆ど料理はしませんでした(と言うより出来ませんでした)。
先日教室内で話題になったんだけど、人生初のお菓子作りはおもちゃの『ママクッキー』でのクッキー作り。超まずかったです。ママクッキーっていうと年がバレバレですが、知らない人は検索して下さい。

②お料理を始めたきっかけは?

ニューヨークに来て間もない頃から、夫の親友のピーターの家へ毎週末夕飯を食べに行っていました。
彼は若い頃ははミュージシャン&UCLAの教授、その後ウォール街で会社を起こした変わった経歴の持ち主で、超変わった&おもしろい人なんです。彼は料理も上手で、その手伝いをしているうちにだんだん料理の楽しさに目覚めました。その頃は英語がそれほど上手ではなかったので(今もですが)、コミュニケーション手段で料理を手伝ったり眺めていたりしたのが、すごく面白くなって来たんです。そこには週末毎にいろんな人が集まって来ていました。
私はその頃日系の会社で働いていましたが、次第に料理の世界に行きたいという願望が高まって、会社の就業時間後に料理学校に通うようになりました。
そこで良い先生に巡り会い、卒業後の就職先のレストランも探さずに呑気にしている私を見かねて「ル・サークのジャック・トレスさんのところで見習いをやってみたら?」と電話番号を渡されました。
それがきっかけでル・サークでの見習い期間後、運良くスポットが空いて就職させて頂いたってワケです。


③お料理をしていて良かったことは?

美味しいものを食べておいしいお酒を飲んでいるときが一番幸せなんで、その点は満たされてますね。

でも料理をしていて良かったと思う一番の点は、人との出会いです。(これは料理に限ったことではないので人それぞれの違った方法があると思いますが、”私の場合”の話ですね。)
私のボスだったジャック・トレス然り。今はジャックのパートナーとしてチョコレートの会社を切り盛りしている後藤さん然り。 この二人は本当に私の師匠であり先輩であり、そしてかけがえの人達で、料理の世界に入っていなかったら出会えなかった人達です。
私にとって、ル・サークで働いた数年は本当に貴重な経験でした。
始めはペイストリー専門の知識が無いにも関わらずポジションを与えてもらって、殆ど一から教えてもらいました。毎日「これはどうして?何で?」と質問ばかりしていたように思います。
その後スーシェフのポジションをもらうことになったときには、「私では無理です」と一度辞退したものの、「絶対に大丈夫。君を信じているから」と言ってくれてレストランのマネージメントの説得もしてくれました。その頃のレストラン業界は封建的で、女性で上のポジションに抜擢される人は居ず才能のある女性が辞めて行くのを見てましたから、その言葉は本当に嬉しかったですね。期待を裏切らないように本当に必死で仕事をしました。
今は何人くらいいるんだろ?あの頃は景気も良かったからだろうけど、昼夜合わせてクックだけで100人近くいたし、予約も週末は500人近く。おまけにバンケットも殆ど毎日いくつか入ってたから、かなり忙しい店だったと思います。
その中で、仕事のことはもちろん、いろんなことを学んだと思っています。
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初公開!昔の写真!


そして今。
こうやって料理教室をしていると、いろんな人と知り合えるのが一番楽しいですね。
ウチに来てくれる方の殆どは一人で参加してくれるんですが、 本当に食べることや料理が好きって人ばかりです。初めて出会った人達が食べ物の話になると盛り上がれるのは楽しいですね。
私は結構人見知りをするのですが、いろんな人達と知り合えて楽しく過ごさせてもらっています。まさに一期一会だと思います。

ここから先はちょっと関係ない話ですが。
前述の私が働いていたレストランレストランは毎晩セレブが来るのでも有名だったので、本当にたくさんの有名人を見ました。中でも思い出深いのは、ビル&ヒラリー・クリントンとジュリア・チャイルド。
クリントン夫妻は、ビル・クリントンが大統領時代に民主党大会のパーティが貸し切りで開かれ、そうそうたるメンバーが集まっていました。パーティ前にホワイトハウスのシークレットサービスが来てキッチン内をくまなくチェックされ、携帯やカメラは禁止というテレビで見るような厳戒態勢。その中でクリントンさん夫妻と写真をとってもらったのは(もちろんホワイトハウスのフォトグラファーに)、今でも実家で家宝のように飾ってあります。

ジュリア・チャイルドは、ジャックのテレビ番組のアシスタントをしている時に会いました。
とても大きなおばさんで、取り巻きが沢山いたのが印象的。ホントにヌボーっていう言葉がぴったりなくらい大きかったのです。「あなたたちはジャックの元で仕事が出来て本当にラッキーよ。頑張りなさいね。」と優しく声をかけて頂いて一緒に写真を撮ってもらったのは、私の宝物です。料理界の私のアイドルですからね。

その他、俳優、女優、ミュージシャン、市長、料理番組や雑誌の関係者、スポーツ選手、本当にいろんな人が来ていて、あれはあのレストランならではだったと思います。



④お料理していて悪かったことは?

悪かったことは、どこに行っても結局料理係になってしまうこと。
他の人が作ってくれた料理は、何でも美味しいと思うのですが…。

それから、レシピの試作で同じものを何度も食べざるを得ないこと。これは家族にも犠牲になってもらってます。ウチの子供なんて最初は喜んで食べていたものも回数が重なると「もう食べたくない〜。」って言います。これって好き嫌いのもとになっているかも?と少し罪悪感があります。


⑤自分の腕を思う存分褒めてください。

自分で褒めるって何でしょうね。残り物でも何とか料理するって所でしょうか?

⑥自分は料理に向いていると思う?

頑固なところは料理向きだと思います。

⑦主に何を作ってる?

新しいメニューが始まる前はひたすらそのメニューを作ってます。
その後は次のメニューの試作かな?
普段は料理教室の後、大急ぎで子供を学校に迎えに行って、宿題をさせながら片付けや翌日の下ごしらえ等をしているので、夕飯はなるべく簡単なもの&翌日のお弁当に使い回せるものになってしまいます。

⑧ あなたの料理に欠かせないものは?

よく切れる包丁かな?包丁って料理のスタート地点ですからね。
ある時こちらの人の家で料理をした時にあまりにも包丁が切れないので、お皿の裏で包丁を研いだ時には、かなりびっくりされました。

⑨ずばり、あなたにとって料理とは?

美味しくお酒を飲むために欠かせないもの。もしくは楽しい時間を過ごすためのもの。

⑩次に回すお料理上手さんをどうぞ!

先日知人の紹介で知り合った、マクロビ教室を主催されているとってもチャーミングな奈津子さん
私にとってマクロビは未知の世界なので興味がありますね。

それから飲み友達のともそさん。ふとしたきっかけで懐かしい共通の友人がいることがわかって急接近。おまけにお酒も大好きと来たら、これは飲み会するしかないでしょう。
先日も二人飲み会で大盛り上がりでした。

ではお二人、よろしくお願いします〜。
 
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by mynykitchen | 2010-05-06 11:37 | その他


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